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最近ちょっと元気がなくて――そんな人には「片付け」が効果的?自己肯定感を爆上げする整理収納のパワーと簡単なはじめ方

公開日:2022年09月15日 タグ:, ,

突然ですが、 今あなたの家はきれいに片付いていますか? すぐに人を呼べる状態ですか?
某テレビ番組ではないですが、「今からあなたのおうちに行ってもイイですか?」と言われて「いいですよ!」と即答できる人は、普段からよほど整理整頓をされている方なのかもしれません。そしてそういう方って、いつも元気はつらつとされている印象がありませんか?

たしかにいつもポジティブで元気な人は、部屋がきれいに片付いているというイメージがあるかも!

家の状態は住む人の心の状態をあらわすと言われますから、逆に今ちょっと家が散らかっているという人は、もしかしたら心もすこしお疲れ気味なのかもしれませんね。
そんな方にぜひ知ってもらいたいのが、「片付け」や「整理収納」のパワーです。

元気がなかったりイライラしているときに片付けなんてしたら、余計疲れそう……

いえいえ、片付けには「部屋がきれいになる」以外に、日常のストレスを減らし、心を元気にしてくれるようなメリットがあるんです!

元気がない人、心がお疲れ気味の方でも無理なくできる整理収納のはじめ方やコツもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

この記事を届けたい人

●片付けができず困っている方
●ストレスや疲れでなんとなく元気がない方
●簡単にできる整理収納のはじめ方を知りたい方
●片付けをするために自分のモチベーションを上げたい方

この記事の取材対象

ハウスキーピング協会
ハウスキーピング協会理事、整理収納コンサルタント専任講師 吉村知恵
https://housekeeping.or.jp/

片付けで得られる7つのメリット

片付けや整理収納が私たちにもたらしてくれる「部屋がきれいになる」以外のパワーとは? みなさんが何となく気付いていることから意外な内容まで、7つのメリットにまとめてご紹介します。

1.リフレッシュ効果がある

片付けは部屋をきれいにすると同時に気持ちをリセットしてくれる効果もあります。散らかっている部屋にいると人は知らず知らずのうちにストレスを感じています。不用品を思い切って処分したり、モノを整理収納したりすることで家の空気がよくなり、前向きな気持ちになれるでしょう。 整理収納はストレスを根本から断ち、精神的にもリラックスして過ごすために有効な手段です。テスト前や忙しい時期に限ってつい部屋の掃除をはじめてしまうという人は、もしかしたら無意識のうちに「気持ちをすっきりリフレッシュさせたい」という意識がはたらいているのかもしれませんね。

2.時間に余裕ができる

「必要なものが見つからない」「どこにしまったっけ?」などなど、いつも探しものをしていませんか?こういう場合に効くのが整理収納。要らないものを思い切って処分し、厳選された必要なものをあるべきところにきちんと収めることができれば、探しものをする時間が減り、時間に余裕ができます。何より、時間の余裕は心のゆとりにつながります。 とくに急いでいるときや忙しいときに必要なものが見つからないと大きなストレスになりますから、時間や心にゆとりをもつことは快適な毎日をすごすために必要不可欠です。

3.掃除や料理がやりやすくなる

リビングやキッチンがごちゃごちゃしていると掃除機をかけるのも一苦労ですし、料理も面倒になってしまいますよね。家がすっきりと片付いていれば、障害物をよける必要もなくすみずみまで掃除機をかけることができますし、フライパンや必要な食材・調味料をさっと取り出し、気持ちよく料理をすることができます。 モノを減らして収納スペースにゆとりができれば、さらに散らかりにくくなり一石二鳥。家事にかかる手間や時間が減れば片付けに対するハードルが下がり、家をきれいに保ちやすくなるという理想的なサイクルができあがります。

 

4.無駄遣いが減り節約につながる

片付けは経済的なメリットにもつながります。「同じようなものを持っているのにまた買ってしまった」というような話をよく聞きますが、整理収納ができていれば、自分の持ちものをしっかり把握することができるので、すでに持っているものを買ってしまったり、必要のないものを衝動買いしてしまったりといった無駄遣いを防ぐことができます。 さらに、整理収納は自分の買い物癖を振り返る良い機会にもなります。必要だと思って買ったけれどそれほど使わなかったものはないか、なぜ使わなかったのか、などを思い返しながら整理すれば、今後の買いものに生かすことができるでしょう。

5.自分に必要なものを取捨選択する力がつく

人にもらって何となく捨てられないもの、真似して買ったけどあまり活用できていないもの、商品を買ったらおまけでついてきた試供品……こうしたモノがいつの間にか身のまわりにあふれていませんか?一度立ち止まって本当に必要かどうか自分自身に問い直していく、それが片付けの第一歩!この必要か否かの判断をする過程で自分にとってなにが一番いいかを取捨選択する力が身に付きます。 情報やモノがあふれている現代だからこそ、自分のライフスタイルや価値観を知り、本当に必要なもの、価値を感じるものを取捨選択するスキルは必要不可欠。一度身に付ければ一生役立ちます。

6.仕事の生産性が上がる

5でご紹介した「自分にとってなにが一番いいかを取捨選択する力」は職場においても重要な力となります。日々の生活で片付けや整理収納を通し判断力、決断力を鍛える訓練を積んでおくことは、いざというときの仕事でも成果を発揮するでしょう。 また、頂きものや思い出の品を処分することは過去の人間関係の整理にもつながります。余計なものを捨て、本当に必要なものだけを手元に残すことで、心にも新しいものや情報、人間関係を受け入れる余裕が生まれ、仕事の生産性向上にもつながります。

7.自己肯定感が高まる

ここまでご紹介してきた通り、片付けや整理収納は自分自身と向き合わなければならないとても面倒な作業です。ですが、その結果として部屋をきれいにキープすることができるようになり、精神的にも時間的にも精神的にもゆとりがうまれたとき、今まで感じたことのないような充足感を感じられるはずです。 「何かを捨てる」「何かを手放す」ことはとてもエネルギーがいる行為ですが、その分できたときの達成感は大きく、自信がつき、結果として自己肯定感を高めることにもつながるのではないでしょうか。

心にゆとりができたり、自己肯定感が高まったり。元気がない人ほど片付けや整理収納がおすすめっていうのはこういう理由からなんだね!

 

お疲れ気味の人でもできる整理収納のはじめ方

片付けや整理収納のもつパワーはわかりましたが、とはいえ、なかなか最初の一歩を踏み出すことはむずかしいものです。そこで、まずは小さく始められるきっかけをご紹介します。

1.すぐに終わって成果がわかりやすい場所からスタート

片付けは途中で嫌になって放り出してしまうことのないよう、まずは小さいスペースから始めるのがポイント。たとえば玄関などはいかがでしょうか?毎日使う場所であり、きれいになったことがひと目でわかる場所なので、達成感を感じやすく、次も片付けをがんばろうというモチベーションにつながります。 お部屋の片づけをしたい場合には、テーブルまわり、収納棚の中など小スペースに区切って片付けていくのがおすすめ。視界に入る場所を片付けると見た目の印象が変わり、部屋がすっきりして見えるので気分もアップしますよ。

2.タイマーをセットして短時間から

片付けを始める時はとにかく短期間で済ませるのがコツです。スマホのアラームやキッチンタイマーをセットして時間を区切って片付けしてみましょう。時間は片付ける場所にもよりますが、まずは30分を目安にしてみてください。慣れれば少しずつ伸ばしていってもOKです。 時間制限を設けるこのやり方は意外と集中できますし、「疲れていたのに30分も片付けができた」と達成感も味わえます。

3.before/afterの写真を記録

片付けをはじめる前におすすめなのが、片付けする場所の写真を撮っておくこと。写真を撮ることで自分の部屋を客観的に見ることができますし、片付けした後の写真と見比べてみればその成果が一目瞭然! このように「やってよかった」と思える方法を自分なりに積み重ね、自分のモチベーションを上げていくことが整理収納をスムーズに始めるコツです。

 

整理収納「基本の3つのステップ」と効率的にすすめるポイント

整理収納を小さく始めることができたらしめたもの。あとは自分のペースでコツコツ継続していきましょう。整理収納の基本の流れは「減らす→わける→収める」の3ステップですが、じつはこの3ステップにはそれぞれ注意すべき点や効率的に行うためのポイントがあります!

減らす|判断基準は「使うか使わないか」

片付けをする際にまずやらなければならないことはモノを「減らす」作業になりますが、モノを捨てるかどうかの判断基準は「使えるか使えないか」ではなく、「使うか使わないか」で判断してください。「使わない」けど「使える」から残しておく、こういう考え方が、部屋が片付かない一因です。 「壊れていないから」「まだ着られるから」「いつか使うかも」など、判断に迷う場合は、それをいつ使ったかを思い出してみましょう。目安としては過去1年使わなかったものは、今後も使わない可能性が高いです。

わける|使用頻度でわける

残したものを収納する前に大切なのが「わける」作業です。このとき、使用頻度や使用シーン別にわけていくことがポイントです。 「ほぼ毎日使うもの」なのか「月に1回は使うもの」なのか「冬だけ使うもの」なのか「雨が降ったときに使うもの」なのか、使用頻度や使用するシーンによってわけてから次の収納するステップにすすみます。こうすることで、モノを探すストレスがなくなり、使い勝手もアップします。

収める|動線を考えてモノの住所を決める

最後のステップは「収める」です。このとき、モノの住所(=収納場所)をしっかりと決めましょう。収納場所を決めるときにポイントになるのが動線です。たとえば、家に帰ってきてからやる行動と歩く動線を思い出し、どこに何を置くべきか、何が置いてあると便利かを洗い出してみましょう。そこに必要な収納があるとモノが片付けやすくなります。よく使うものは取り出しやすい位置に、使用頻度の低いものや重いものは上下のスペースに収納します。 「戻しやすさ」も重要です。収納はあっても開けにくい、取り出すたびに手前のものが落ちるなどの問題があると片付けが億劫になってしまいます。決めた場所にストレスなく戻せるようになれば、部屋をきれいな状態に保つことができます。

まとめ

ここまで、心が元気になるような片付けや整理収納のパワーと、簡単なやり方をご紹介しました。 片付けや整理収納は、最初の一歩をはじめるまではなかなか大変ですが、人間の脳は一度、明確な報酬(メリット)を感じると何度も繰り返し行動したくなるという性質があるんだそう。 まずは「玄関がきれいになった!」「いらないモノを処分できた!」といった小さなゴールを積み重ねていけばそれが習慣となり、部屋がきれいになると共に、いつしかすっかり元気になった自分自身に出会えるかもしれません。   自宅にいながら学べるオンライン講座も充実しているようなので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

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    編集者情報

    株式会社デジタル・ナレッジ
    教育流通事業部 事業部長 中田 康宏
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