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まだ始めてない人へ!株主優待も受けられる新NISAを始めるべき理由と気を付けたいポイント

公開日:2024年03月07日 タグ:,

いよいよ始まった新しいNISA制度。この機会に始める方も多いと思いますが…「まだやってないの!?」って言われて焦ってはいるものの、なかなか始められないという方もまだまだ多いのではないでしょうか?

非課税だということも知っているし、始めた方がいいこともわかってる。でも、もっと具体的に始めるきっかけが欲しい!という方は、株主優待に注目してみてはいかがでしょうか?

株式投資のプロに、新NISAの始め方から株主優待制度のポイントなどについてお聞きしました。

 ➡ 【関連記事】「資産運用」何から始める?初心者におすすめの投資とは!?

この記事を届けたい人

・NISAを始めたいけど迷ってる人
・投資初心者で株主優待に興味のある人

この記事の取材対象


ファイナンシャルプランナー/ 株式投資研究家/東洋大学講師 坂田 善種
https://www.facebook.com/NAcademySAKATA

「資産運用」何から始める?初心者におすすめの投資とは!?

新NISAを始める「べき」理由

新NISAが話題になっていて気になっているのですが、なかなか踏み切れないという話も聞きます。実は私もまだ始めていなくて…やっぱり始めた方がいいのでしょうか?
坂田先生
坂田先生

始めるべき理由はずばりひとつです。それは「資産形成」のためです。

老後を安心して生き抜く、最低限の資金の確保のために始めたほうがいいでしょう。

例えば、今現在であれば、突然の事故や病気の場合も、健康保険で自己負担額3割で病院で受診できます。

でも、国の財政が厳しくなっているため、来年、再来年ではないにしても、10年後、20年後には今の健康保険制度、年金受給の金額が減額されるか、またはまったくなくなる可能性があります。

つまり、NISAは長生きのリスクを抑えることに不可欠な生活資金の確保につながります。

貯金だけでは老後は生き抜けないでしょうか?
坂田先生
坂田先生
すでにたくさん貯金があったり、家が代々資産家で土地や建物がある、という方でも、相続税やさまざまな状況で将来のことはまったく安心とはいえないのが現実です。

2020年には、いきなり新型コロナウィルスが世界規模で蔓延して、仕事を辞めたり、自営がたちいかなくなるという例もありましたね。

資産形成、つまり、将来のために資産を増やしていくことが大切です。

増やす、ということであれば、NISAではない株式投資や他の投資でもよいのでしょうか?
坂田先生
坂田先生

NISAは課税されないという大きなメリットがあります。日本における商品のうち課税されない唯一のもの、それがNISAなんです。

通常の株式投資の場合、株価が値上がりして利益が10万円だった場合、税金はおよそ2万円になって、利益をまるまる受け取ることができない。NISAの場合は10万円が全額手元に残ることになります。

銀行預金の場合は、普通預金、定期預金で利息がつきます。この利息もおよそ20%分が差し引かれて口座に入金されます。知らず知らずのうちに20%が納税されているんですね。

NISAの場合は利息についても税金が免除されるので、値上がり、利息と同じような配当金、どちらも非課税という大きな利点があります。

非課税ということは、確定申告はしなくてよいのでしょうか?
坂田先生
坂田先生
新NISAから始める方は、確定申告は不要です。

ただし、2023年までのNISA制度を利用している場合は、非課税期間が終了すると自動的に課税口座に移管されてしまうのでご注意ください。

 

NISAと新NISAの違い

新NISAと旧NISAの違い

NISAが新しくなって、図のような変更点の説明はあちこちで見かけますが、ポイントはどこでしょうか?
坂田先生
坂田先生
大きな変更点としては、金額の上限が大幅に増加、年数が永久になったことですね。

非課税で保有できる金額の上限が最大で1800万円(成長投資枠、つみたて投資枠併用の場合)になりました。しかも無期限です。

以前のNISAでは、一般NISAであれば非課税で保有できる金額は600万円、保有期間5年だったので、大幅に増加していますね。

どうしてこんなに大幅な変更がされたのでしょうか?
坂田先生
坂田先生
「老後は2000万円必要だ」という試算をどこかで聞いたことがありますよね?

この政策を推し進める金融庁、国の考えとして、老後に備えて1800万円は貯めておいてくださいね。というメッセージではないかと思っています。

「貯蓄から投資へ」というのは、つまりは「老後資金を貯めてね」ということですね。

 

ゼロからのNISAの始め方

NISAを始めるには証券口座の開設が必要ですよね?そのハードルがすでに高いという話も聞きます。
坂田先生
坂田先生
みなさんは銀行の口座をお持ちですよね?銀行の口座開設と手間は変わりません。お申込みから1週間~2週間くらいで口座が開設されます。

ネット証券も増えているので、日中忙しい方もいつでも申込できます。
ただし、不安な方は直接説明が聞ける店舗型の証券会社を選ぶとよいかも知れませんね。

証券口座はひとつしか持てず、開設後1年間は変更できないのでご注意ください。

初めての方はサポートの充実さに注目して選んでみましょう。

銀行の口座開設と同じと考えると、一気にハードルが下がった気がします。
坂田先生
坂田先生
口座を開設したら投資するお金を用意しましょう。いきなり上限の120万円や240万円を投資する必要はありません。

まずは3~5万円くらいから始めてはいかがでしょうか?

 

「成長投資枠」と「つみたて投資枠」どっちがいいの?

成長投資枠」と「つみたて投資枠」、どちらがよいのでしょうか?人によって向き不向きなどがあるのでしょうか?
坂田先生
坂田先生
まずは、それぞれの特徴を見てみましょう。

 

成長投資枠

  • 投資金額とタイミングを自分で判断して買いたい銘柄を買うことができます。
  • 投資信託やETF、アメリカ株も買うことができます。
  • 積立のように自動ではなくても、毎月同じ銘柄を買い足していくこともできます。

 

つみたて投資枠

  • 投資信託を積立てで買い付けできます。
  • 投資信託会社の専門家が毎月銘柄を選んで買い付けるので、長期・分散に適しています。
  • 金融庁の審査を受けた投資信託会社は毎月増えています。

 

初心者の場合は、専門家が選んでくれる「つみたて投資枠」の方が向いてそうですね。
坂田先生
坂田先生
確かに、金融庁が選んだ投資信託会社の専門家が選んでくれる、というのは安心材料にはなるかもしれませんね。

その代わり、「つみたて投資枠」は手数料がかかることを覚えておいてください。

投資信託では、「投資信託販売者」「運用者」「管理者」の手がかかっていて、その分の手数料が加味されています。

また、「今の株価で売りたい!」って思っても、実際に売られるのは翌営業日になり、その間に変動すると希望の価格で売却できなくなります。

お任せできるということで安易に飛びついてはいけない、ということですね。

かといって、成長投資枠から始めるのも不安がありますが、成長投資枠のオススメポイントや注意点はありますか?

坂田先生
坂田先生
成長投資枠にするメリット、おもしろさは、経済の動向に注目するようになることにあります。経済の動向に注目する、ということは世の中の流れを知ることにもなります。

注意点としては、投資先の会社の業績が悪くなったり、倒産ということもあるので、3か月に1回くらいは四季報で業績を確認することを忘れないようにしてください。

あと、最近よく目にするETFって何のことなのでしょうか?
坂田先生
坂田先生
ETFExchange Traded Funds)というのは上場投資信託のことで、金融商品取引所の上場している投資信託を指します。

投資信託と似ていますが、株式投資と同じように売買が比較的容易にできます。

旧NISAより投資枠が増えたので、これまで年間240万円以下で通常の株式投資をしていた場合はNISAに移行した方がよいですよね?
坂田先生
坂田先生
非課税であることを考えると移行した方がよいでしょう。

その場合、できれば株価が上がってるときに売却して、下がってる時に買うようにしましょう。

 

株主優待制度の魅力と注意点

NISAの場合も、株主優待制度は使えるのでしょうか?
坂田先生
坂田先生
成長投資枠の場合、株主優待制度がある株も買えます。それも「成長投資枠」の魅力のひとつですね。会社の商品やサービスが割引になったり、商品がもらえることもあります。
株主優待制度のある会社を選びたいのですが、選ぶポイントを教えてください。
坂田先生
坂田先生
よく利用するお店、サービスですか?ということを考えましょう。せっかく株主優待チケットがあっても使わないまま残ってしまったら意味がないですよね。

株主優待制度がなくなったり、条件の変更がある場合があるので確認しましょう。

具体的な制度は各社のWEBサイトに公開されていますが、株主優待制度情報のまとめサイトもたくさんあるので参考にしてみてください。

普段愛用している商品がお得に買えたらいいですね。
坂田先生
坂田先生
ただし、気を付けたいのは、優待制度に気を取られ過ぎないことです。業績が悪く、株価が下がっている会社が、豪華な株主優待を付けて株を買ってもらおうとするケースもあります。

 

おすすめの銘柄の選び方

成長投資枠でチャレンジしてみたい気持ちもあるのですが、やっぱり銘柄の選び方がわからず失敗するのではないかと不安になります。
坂田先生
坂田先生
短期間で大きく儲けを出そうとしないことです。長期保有を目標にしましょう。配当金が増えている傾向にある会社がオススメです。

 

まとめ

貯めるだけではなく、増やすことを考えると課税されないNISAを検討した方がよいことがわかりました。もちろん、ノーリスクではありませんが、定期的に株価の状況や経済の動きをチェックしていればリスク回避もできます。

将来の備えのために、無理なく楽しく、NISAで投資を始めてみませんか?

 

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編集者情報

株式会社デジタル・ナレッジ
教育流通事業部 事業部長 中田 康宏
何かを学ぼうとして買った教材が、「なんか求めてたものと違った」なんてことありませんでしたか? これは、長きに渡りeラーニング市場で消費者を悩ませている解決すべき課題です。私たちは、これらの学びのミスマッチを少しでも減らすために、「学びのprestudy(予習)」となる情報を集めています。
何かを学ぼうという意欲がある人は、その学びで得たものによって多くの人の役に立とうとする尊い人たちです。私たちは、そんな学ぶ意欲を持つ尊い人達のために少しでもお役に立てればと思い、学びの予習となる記事を本メディアにて公開しています。