SDGsを映画で学ぼう!海と陸の動物保護がテーマの映画4選
映画で学ぶSDGs、今回は海と陸の動物保護に関連する映画をご紹介します。単純に動物や環境を保護するだけではなく、そこに生きる人々や社会についても考えるきっかけになる作品を選出しました。
また、SDGs関連映画を観られる映画祭の情報もお届けします。
・SDGsについて身近に感じたい人
・SDGsを映画で学びたい人
・映画を楽しみながらSDGsを考えたい人
目次
目標14「海の豊かさを守ろう」|海の生物の保護をテーマにした映画
ブルーバック あの海を見ていた
西オーストラリアの海を望む家で生まれ育った主人公が、母親の病気をきっかけに帰郷し、過去と向き合いながら成長していく物語です。
海洋環境保護のメッセージがかなり強いのですが、ターコイズブルーに彩られた美しい海とそこに棲む生き物たちの姿は、素直に「海を守りたい」と思わせられます。
オーストラリアの豊かな海に育まれた母娘の絆を、環境保護のメッセージを込めて描いたヒューマンドラマ。人気作家ティム・ウィントンのベストセラー小説を原作に、「渇きと偽り」のロバート・コノリー監督がメガホンをとった。
若き海洋生物学者アビーは、母のドラが脳卒中で倒れたとの知らせを受け、西オーストラリアの海辺の町ロングボート・ベイに帰郷する。幸いにも症状が軽かったドラはすぐに退院し、美しい海を一望できる高台の自宅に戻るが、言葉を発することができなくなっていた。母を世話するためしばらく実家に滞在することになったアビーは、環境活動家だった母とこの家で一緒に過ごした少女時代を思い返し、自身の原点を見つめ直していく。
「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカが主人公アビー、「メリンダとメリンダ」のラダ・ミッチェルが母ドラを演じ、母娘と心を通わせる漁師マッカ役で「ミュンヘン」のエリック・バナが共演。
2022年製作/102分/G/オーストラリア
原題または英題:Blueback
配給:エスパース・サロウ
劇場公開日:2023年12月29日映画.comより引用
➡ 『ブルーバック あの海を見ていた』の作品詳細&公開・配信情報はこちら
おクジラさま ふたつの正義の物語
『ザ・コーヴ』で世界中から注目されることになった和歌山県太地町のクジラの追い込み漁をめぐる問題を追ったドキュメンタリーです。
2010年からの6年の取材を通して、単純な正義と悪の二項対立ではなく、また、正義もひとつではないことが浮かび上がっていきます。多様性が叫ばれる一方で、分断も進んでいる社会について考えるきっかけにもなります。
「ハーブ&ドロシー」の佐々木芽生監督が、捕鯨問題で世界的論争に巻き込まれた小さな漁師町を通し、歴史、宗教、イデオロギー、自分と相容れない他者との共存は可能なのかを探っていくドキュメンタリー。紀伊半島南端に位置する和歌山県太地町は、イルカの追い込み漁を糾弾した映画「ザ・コーヴ」がアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞したことで世界的論争に巻き込まれた。シーシェパードを中心とした世界中の活動家たちから集中非難の的となった、400年の歴史に裏付けられた「くじらの町」としての誇り。太地町を訪れた佐々木監督は、「捕鯨を守りたい日本人とそれを許さない外国人」という単純な対立ではない、多種多様な意見をカメラに捉えていく。
2016年製作/97分/G/日本・アメリカ合作
原題または英題:A Whale of a Tale
配給:エレファントハウス
劇場公開日:2017年9月9日映画.comより引用
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目標15「陸の豊かさも守ろう」|陸の生物の保護をテーマにした映画
サファリ
「トロフィー・ハンティング」という言葉はご存じでしょうか?動物の毛皮や剥製にするための頭部を得るために狩猟するレジャーのことを指します。記念品としての毛皮や剥製がトロフィーというわけです。このトロフィー・ハンティングの実態に迫ったドキュメンタリー作品です。
レジャーとしてのトロフィー・ハンティングは、アフリカの一大観光資源でもあります。規制された中での合法的なハンティングは、その収益が地域社会や環境保全に還元される理想的なモデルである、という意見もあるようですが、その実態はどうなっているのでしょうか?
「パラダイス」3部作などで人間の根源的な狂気を描く作品で知られるオーストリアの鬼才ウルリッヒ・ザイドル監督による、野生動物を狩猟するトロフィー・ハンティングに密着したドキュメンタリー。アフリカの草原で群れをなすインパラ、シマウマ、ヌー、キリンなどの野生動物たち。そうした動物を嬉々として撃ち、狩猟するハンターたち。値段が付けられた野生動物を殺すことを趣味や娯楽とするオーストリア人とドイツ人のグループ、彼らを草原へと案内するナミビアのリゾートホテルのスタッフ、そして彼らが狩猟した動物の毛皮を剥ぎ、余った肉を食べる現地人。そんな人間たちの姿をカメラが肉薄していく。2016年・第29回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。
2016年製作/90分/オーストリア
原題または英題:Safari
配給:サニーフィルム
劇場公開日:2018年1月27日映画.comより引用
ビースト
密猟者・密漁者が悪者として登場するエンターテインメント作品はたくさんあるのですが、その中の1作品をご紹介します。凶暴なライオンとの戦いを描くサバイバルアクションです。
ライオンがとにかく恐ろしいのですが、そもそもなぜそこまで凶暴化したのか、というと、そこには密猟者の存在があります。人間に仲間を奪われたライオンにとっては、密猟者も医師も等しく憎むべき敵でしかありません。手に汗握るエンターテインメント性の高い作品ですが、ベースにある動物保護についても考えさせられます。
アフリカの広大なサバンナを舞台に、凶暴なライオンに襲われた一家の父親が娘を守るために戦う姿を描いたサバイバルアクション。「ワイルド・スピード スーパーコンボ」「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」など、数々の大作で活躍するイドリス・エルバが主演を務めた。
妻を亡くして間もない医師のネイト・ダニエルズは、ふたりの娘たちを連れ、妻と出会った思い出の地である南アフリカへ長期旅行へ出かける。現地で狩猟禁止保護区を管理する旧友の生物学者マーティンと再会し、広大なサバンナに出かけたネイトたちだったが、そこには密猟者の魔の手から生き延び、人間に憎悪を抱くようになった凶暴なライオンが潜んでいた。ライオンに遭遇したネイトは、愛する娘たちを守るために牙をむく野獣に立ち向かっていく。
主人公ネイトをエルバが演じ、マーティン役で「第9地区」のシャルト・コプリーが共演。メガホンをとったのは、「エベレスト 3D」「アドリフト 41日間の漂流」などで知られるアイスランド出身のバルタザール・コルマウクル。
2022年製作/94分/G/アメリカ
原題または英題:Beast
配給:東宝東和
劇場公開日:2022年9月9日映画.comより引用
SDGs関連の上映会に参加しよう、上映会を企画しよう
大丸有SDGs映画祭2024
「大丸有SDGs ACT5」のシンボルイベント「大丸有SDGs映画祭」が絶賛開催中!
映画の上映に加えて充実のトークショーの企画もあるので、ぜひチェックしてみてください!
開催期間 2024年9月27日(金)~2024年10月24日(木)
開催場所 大丸有エリア内の全4か所のスペース
まとめ
今回は動物や環境保護をテーマにした作品から、エンターテインメント性の高い作品もご紹介しました。
普段楽しみながら触れているドラマや映画、小説や漫画作品の中にも、SDGsを発見することができると思います。なぜなら、SDGsはとても身近で生活に密接したものだらかです。
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編集者情報
株式会社デジタル・ナレッジ 教育流通事業部 事業部長 中田 康宏 | |
何かを学ぼうとして買った教材が、「なんか求めてたものと違った」なんてことありませんでしたか? これは、長きに渡りeラーニング市場で消費者を悩ませている解決すべき課題です。私たちは、これらの学びのミスマッチを少しでも減らすために、「学びのprestudy(予習)」となる情報を集めています。 何かを学ぼうという意欲がある人は、その学びで得たものによって多くの人の役に立とうとする尊い人たちです。私たちは、そんな学ぶ意欲を持つ尊い人達のために少しでもお役に立てればと思い、学びの予習となる記事を本メディアにて公開しています。 |