menu

ためになる雑学とオンライン講座で知識を身につける学びのメディア

Pre.STUDY

企業がSDGsを意識した事業や製品づくりに取り組むには?実際の取り組み事例3選

公開日:2024年05月16日 タグ:
メディアによる宣伝から、昨今では消費者の間で「SDGs」という言葉や概念が浸透し、SDGsを意識した商品やサービス選びを行うようになりました。そのため企業や自治体も、SDGsを意識した取り組みを事業に盛り込むことが重要視されるようになっています。

そこで、自社の事業に取り入れることで、企業イメージの向上やコスト削減を進めたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

事業に取り入れる際は、取り入れているように見せかけて実態が伴っていない「SDGsウォッシュ」と呼ばれる現象を起こさないことが大切です。

実際にSDGsを意識した取り組みを行い、成功している企業の事例を3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を届けたい人

・企業のイメージアップのためSDGsを事業に取り入れたいが、どこから手を付けたらよいかわからない人
・教養としてSDGsの基礎を知り、できれば仕事に活かしたいと考えている人

企業がSDGsを意識すべき理由

SDGsとは、持続可能な開発目標を意味する言葉の頭文字をとったものであり、2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットが定められています。

SDGsが掲げる17の目標

SDGsと企業の利益を結びつけることは難しいイメージがあります。

しかしSDGsを意識しない経営を続けた場合、下記のリスクを受ける可能性があるでしょう。

  • 社会における課題が見えず、新しい市場の開拓に失敗する
  • 新たなビジネスチャンスの機会を損失する
  • 社員のモチベーションを維持できない
  • 優秀な人材を確保できない

 

もちろん利益の面においても、イメージ向上やお客様満足度の向上など、企業にとって多くのメリットがあります。

下記の記事で詳しく紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

中小企業がSDGsに取り組む5つのメリットと実践方法

 

SDGsに取り組んでいる企業の事例3選

実際にSDGsを意識した取り組みを行い、成功している企業を3社ご紹介します。
なかでも多くの企業が実践しやすく、かつ参考にしやすい事例を厳選しました。
業界にこだわらず、自社に取り入れられそうな取り組みがあれば、検討してみてください。

 

アートコーポレーション株式会社

「アート引越センター」を提供しているアートコーポレーション株式会社では、徹底してゴミゼロに取り組んでおり、具体的には下記が挙げられます。

 💡 品物の梱包の際に利用できる「エコ楽ボックス」をオリジナルで開発し利用

これまでお引っ越しの際には、お客様の品物はすべて紙資材で梱包していました。しかし、紙資源を節約するため、独自で「エコ楽ボックス」を開発し使用しています。エコ楽ボックスならば小型のものから大型のものまで臨機応変に梱包できるうえ、何度でも再利用できます。

💡 使用済みのダンボールの回収

梱包してもらった段ボール箱は、お客様のお引っ越し先に届けたままとなっていたため、ほぼ使い捨てでした。しかし、段ボール箱の回収を行うことで、お客様にとって段ボール箱を処分する手間が省けるだけでなく、回収した段ボール箱も再利用できます。

 

引っ越しの際に使用する梱包材や箱などを使い捨てにせず再利用することで、ゴミゼロの実現を可能にしました。

企業でも、段ボールの再利用や使い捨ての紙資材の使用を避けることで、ゴミの量を減らせるだけでなく、資材を都度購入する手間やコストの削減にもつながるでしょう。

社内において、使い捨ての資材や用品を洗い出し、何度も利用できる代替品がないか探してはいかがでしょうか?

日清食品ホールディングス株式会社

「カップヌードル」や「どん兵衛」などの数々のヒット食品を手がける日清食品ホールディングス株式会社では、SDGsで掲げている17の目標のうち6つの目標に貢献するため、数々の施策に取り組んでいます。

 💡 被災地、貧困地域へのインスタントラーメンの無償提供

2.飢餓をゼロにに貢献するため、災害時における被災地へのインスタントラーメンの無償提供および貧困地域への食料品の無償提供を行っています。実際に2022年にはウクライナの避難民へ10万食ものインスタントラーメンを、2023年には、ハワイ州マウイ島で起こった大規模な山火事において15万食のインスタントラーメンを無償提供しました。

💡 認証を受けた食材、資材のみを使用

12 つくる責任つかう責任に貢献するため、持続可能であると世界で認められた認証パーム油やFSC認証を受けている認証紙を利用するなど、持続可能な食材や資材を選んで使用しています。

 

自社で生産している食料品を被災地や貧困地域へ無償提供することで、本当に必要としている場所や人へ食料が行き渡ります。

文房具や日用品など、自社で生産しているものの中で、被災地や貧困地域へ無償提供することで活用してもらえる商品はありませんか?

売れ残ってしまい在庫を抱えている製品なども、必要としている地域へ無償提供することで活用してもらえるだけでなく、持続可能な社会の実現へ貢献できるでしょう。

また業務に欠かせない印刷用紙やインクなどの消耗品を、できるだけ環境にやさしい、または持続可能であると認められた認証付きの資材に置き換えてはいかがでしょうか?

 

株式会社大川印刷

創業1881年の大手印刷企業「株式会社大川印刷」は、CO2の削減や環境にやさしい資源の開発と利用に尽力している企業です。

 💡 持続可能な紙資源「バナナペーパー」の開発

本来、バナナの茎は出荷の段階で破棄されます。そこで大川印刷は、オーガニックバナナの茎からつくった繊維を用いて、自然に還る持続可能な紙「バナナペーパー」を開発しました。開発の際に、日本の和紙の製作技術が用いられており、すべての印刷用紙の中で唯一、地球と人にやさしいビジネスを行っている企業にのみ贈られるフェアトレード認証を受けています。

💡 ノンVOCインキの利用

「ノンVOCインキ」とは、揮発性有機化合物(VOC)を含まないインキのことです。通常の印刷インキには揮発性有機化合物が含まれており、大気中に放出されることで環境や健康に悪影響をおよぼす可能性があるとされています。そのため、ノンVOCインキは環境に配慮した製品として注目されています。

バナナペーパーは、1年で再生するバナナの茎と古紙からの材料で作られているため、まさに持続可能な紙資源といえるでしょう。

バナナペーパー含め、持続可能な仕組みを意識して作られた紙資材を自社に取り入れてはいかがでしょうか?

また自社で使用するインキも、通常の製品よりもノンVOCインキなどの環境に配慮された製品を利用することもおすすめです。

 

まとめ

自社に、実際に効果が見込めるようSDGsの思想や目標を取り入れる際には、必要なポイントがいくつかあります。
まず経営陣を含め、企業全体で掲げる目標を定めることが大切です。

定めたら、自社の資産やステークホルダーを見直し、改善できる箇所がないかを検討します。業界や掲げる目標によっては、社内だけではなく社外の協力も必要な場合もあるでしょう。その場合はリーダーシップをとり、自社と社外を含めてSDGsの目標や重要性を理解することが求められます。

迷った際はぜひ他社の事例を参考にし、ルールや施策の制定、使用する資材の変更も検討してみてください。

この記事を書いた人

奥村 奈央
フリーライター

Facebook

静岡県の伊豆に住んでおり、スキューバダイビング・国内旅行・海外旅行をこよなく愛す。昨今では海底清掃ボランティアや生態系を維持する活動にも力を入れており、環境に関連する情報発信や、前職のシステムエンジニアの経験を活かした情報発信などに取り組んでいる。

 

もっと学びたい方へ
割引クーポンプレゼント!

感想をお寄せくださった方全員に、「SDGs@ビジネス検定講座」「SDGs@ビジネス検定上級資格講座」の10%割引クーポンプレゼント実施中。

クーポン対象講座

SDGs@ビジネス検定講座SDGs@ビジネス検定上級資格講座


    <個人情報保護指針>

    編集者情報

    株式会社デジタル・ナレッジ
    教育流通事業部 事業部長 中田 康宏
    何かを学ぼうとして買った教材が、「なんか求めてたものと違った」なんてことありませんでしたか? これは、長きに渡りeラーニング市場で消費者を悩ませている解決すべき課題です。私たちは、これらの学びのミスマッチを少しでも減らすために、「学びのprestudy(予習)」となる情報を集めています。
    何かを学ぼうという意欲がある人は、その学びで得たものによって多くの人の役に立とうとする尊い人たちです。私たちは、そんな学ぶ意欲を持つ尊い人達のために少しでもお役に立てればと思い、学びの予習となる記事を本メディアにて公開しています。